みんなにおしゃれと思わせるためのコーデを組む時に、
意識すべきことを新しい理論として皆さんにお伝えしていきます。
きっと多くの人が、ファッションは中和すればうまくいく、
ファッションにおいて綺麗目とカジュアルは7対3みたいな
理論を聞いたことがあると思います。
でもこの理論を言葉通りに信じてるだけだと、
絶対におしゃれになれないです。
もちろん、コーデ組むのがうまい人であれば
それはおしゃれになりますし、女子受けコーデとか作る上では
この7対3とかっていうの結構大事だったりするんです。
ただ、人におしゃれって言わせるためには、
この中和っていう言葉だけじゃ説明できない部分がいっぱいあるんです。
実際に、中和とか7対3だけ聞いて、コーデを真似してみたけど
全然うまくいかないなとか、パッとしないなみたいな経験ないですか!?
なので、今日はそれを払拭できる理論を持ってきました。
オシャレは調和で重要!
ずばりファッションで大事なのは、
中和でもなく7対3でもなく”調和”です。
『え、中和と調和の違いって何?』てなると思うんですが、
そもそも中和っていうのは2つ以上のものをぶつけて、
その性質をなくすことなんです。
それに対して調和っていうのは、
釣り合っていて矛盾だったりとか、
衝突がないような状態のことを言います。
今回僕が言いたいのは、性質をなくす必要はなく、
TPOさえ守れば、別にどっちかの性質に偏ってても
全然おしゃれだと言う事です。
あの菅田将暉さんだったり、Gドラゴンさんでさえも、
この調和理論の成り立つファッションをしてるんで
最後まで安心して聞いてください。
コーデの組み方を徹底的に教えつつ、
この”調和理論”というのがニュースタンダードになるように、
みんなに調和理論を植えつけていきます。
調和理論の組み方
前提として、フォーマルに振り切るのはスーツの印象だったりとか
パーティーに着ていくような衣装の印象があるので、
万人受けはしません。
逆に、カジュアルに振り切るっていうのは、
人によってはかっこいいんですけど、
その人自体の素材が良くないと
前提として万人受けはしないです。
そもそも かっこよくないと万人受けなんかしないので、
あんま気にしないで欲しいんですが、
今日は受けを気にする人たちのことも考えて、
綺麗目とカジュアルが混ざったようなコーデで解説をしていきます。
では、まず7対3とか中和だけを意識して
コーデを組むと、こんな感じになります。
あくまでも、これは微妙な事例です。
でも、初心者が鵜呑みにしちゃうと、
こういう可能性がありますよっていう例です。
ジャケット、シャツ、デニム、革靴と着用してますが、
まずカジュアルな要素がデニムですね。
そして綺麗目な要素が、
シャツとスラックスと革靴、
これは結構7対3に乗っとってるかと思います。
別にダサくはないんですけど、
『うわ〜、あの人おしゃれだ』
とはならないんじゃないかと思います。
なんなら、なんかジャケットっていう
結構おしゃれなアイテム着てるのに、
「なんかパッとしないな・・・」
みたいな印象かと思います。
これがおしゃれの正解なんだって思ってる人は洗脳されてます。
おしゃれではなくて、落ち着いてるだけなんです。
このジャケットとデニムは、お互いの良さを潰しています。
じゃあ、このジャケットとデニムっていうのは変えずに
僕の調和理論に基づいてコーデを組むと
このような感じになります。
2パターン用意してるんですけど、
右はカジュアルに寄せたパターン、
左はフォーマルに寄せたパターンになります。
順番に解説すると、右のカジュアルな方は、
ジャケットは綺麗目要素だけど、このジャケットの生地感と
サイズ感が絶対にスーツでは使われないようなもので肩幅とかも広いです。
だから、こいつはメインの属性としては、
綺麗目モードな印象なんですけど、
サブ属性として男らしいカジュアルな要素も持ってます。
そして、この黒いデニムは
見ての通り男らしいカジュアルで、
もうサブ属性はなしでいいです。
じゃあこのジャケットとパンツを見た時に、
被ってる要素で言うと、
男らしいカジュアルな印象になります。
じゃあ、ここで同じようにカジュアルな属性を持つ
パーカーを入れ込むっていうことを考えます。
パーカーを差し込めたら、最後がこの靴なんですが、
このままカジュアル路線で行って、
スニーカーを合わせるってやっちゃうと
メイン属性がジャケット以外、
全部カジュアルになっちゃいます。
別に合わせてもいいんですけど、
ジャケットじゃない方が良くない?ってなります。
それならMA1とか合わせて、
カジュアルに振り切った方がかっこいいです。
スニーカーと合わせちゃうと、
やっぱジャケットが使いたいってなるので、
ここで5つ目の革靴を入れます。
この革靴が持ってる属性としては、皮の靴っていう綺麗目な要素と、
このゴツさがカジュアルな要素になるので、メイン属性としては綺麗目ですが、
サブ属性としてカジュアルな要素も持っているっていうような靴になります。
そうすることで、ジャケットのメイン属である綺麗目という属性が、
他のところでもプラスされてるんで、
このジャケットの綺麗目っていう属性が
置いてけぼりにならないんです。
つまり、
分類:テーラードジャケット/綺麗目、カジュアル
分類:パーカー/カジュアル
分類:デニムパンツ/カジュアル
分類:レザーシューズ/綺麗目、カジュアル
上記を見てもらったら分かるんですが、
全ての属性にカジュアルが入ってます。
これが調和です。
どのアイテムも浮くことなく、
衝突がない状態になってます。
では、もう1つ、左のフォーマルな例も見ていきます。
これはデニムが変わってるんですが、
ジャケットはさっきと同じ属性で
シャツも綺麗目です。
革靴は、さっきよりもフォーマルなものを
使ってるんで、これも綺麗目です。
じゃあ、このデニムはと言うと、
これはリジッドデニムなんですが、
リジッドデニムっていうのは硬いデニムのことで、
洗いをかけてない状態のデニムです。
デニムっていうカジュアルな印象はもちろんあるんですが、
そのサブの属性として、この硬くて洗いをかけてない素材感が
綺麗な洗練された印象を持ち合わせるんです。
分類:テーラードジャケット/綺麗目、カジュアル
分類:シャツ/綺麗目
分類:デニムパンツ/カジュアル、綺麗目
分類:レザーシューズ/綺麗目
なので、このコーデだと、
全てに綺麗目っていう属性が入ってるんで調和できています。
じゃあ逆に、1番初めに見せたこの画像が
なんでパッとしないのかと言うと、
このジャケットとシャツの綺麗な印象と、
このパンツのめちゃめちゃカジュアルな印象の
ギャップがえぐいんで、まとまりがないんです。
多分、まだ感覚を掴み切れてないと思うんで、
もう1コーデ例をあげます。
あえて、多くの人が難しいと思いがちな
スエットパンツコーデを選びました。
これはキャップ、ライダース、チェックシャツ、
スウェットパンツ、スニーカーのコーデになります。
この場合、スウェットパンツが1番合わせるのが難しいので
スウェットパンツを軸に考えていきます。
スウェットパンツは、もう言わずもがな、
カジュアルな部屋着の印象です。
こういう私服に適してないというか、
私服に合わせにくい服の場合は、
どんなところで使われているアイテムか?
というところまで考えるとコーデを組みやすくなります。
これの場合は部屋着ですよね。
次に上から行くと、キャップはカジュアルで、
ライダースはカジュアルな印象がメインで、
この艶感だったりとかデザイン感っていうのが、
綺麗目なモードな印象を持ち合わせます。
そしてチェックシャツは、カジュアルな印象と
シャツというこの形自体が綺麗目なんで、
メインがカジュアルサブが綺麗めという感じです。
そして、スニーカーはメインがカジュアルになります。
分類:キャップ(特性:アウトドア)/カジュアル
分類:ライダースジャケット/カジュアル、綺麗目
分類:チェックシャツ/カジュアル、綺麗目
分類:スウェットパンツ(特性:部屋着)/カジュアル
分類:スニーカー/カジュアル
こう見ると全部カジュアルな要素を持っており、
プラスして、このスエットパンツっていう部屋着感を払拭するために
外でしかつけないようなキャップだったり、
ちょっとカチっとした印象のあるライダースを合わせてます。
部屋着感を払拭するためには、
綺麗目っていう要素も有効なので、
このライダースとチェックシャツという合わせも、
このコーデのまとまりを作っているポイントになります。
多分7対3とか中和とかだけを鵜呑みにして、
それを初心者さんがやっちゃうと、
テーラードジャケットにシャツ合わせて
スエットパンツ履いて革靴みたいなコーデになっちゃうんですよね・・・
それしちゃうと、
『いやいやいやなんでお前スーツみたいな服装に、
スエットパンツ履いてるの?』
となっちゃうんです・・・
それだったら、スウェットパンツ履かずに
スラックス吐いてスーツっぽい加工した方がいいよ
となっちゃうんですよね。
調和理論っていうのは、この〇〇の方がいいやん!
というのを払拭できる理論になります。
なぜなら、コーデがまとまってるから、
別に今まで紹介したみたいに、
全て同じ要素を持っているという状態を
絶対作らないとダメっていうわけじゃないんです。
なので、この要素をまとめていたら、
まず外すことはないです。
コーデの外しについて!
同じ要素を持っていないっていうパターンのコーデも紹介するんですが、
これが僕は外しだと思ってます。
コーデの外しは、おそらくですが、
多くの人が全身のこの要素の中から全然違う要素をぶち込んで、
1つ外しのアイテムとして使うみたいな感じで思ってるんで
『なんか違うな・・・難しいな・・・』って感じてるのではないでしょうか?
でも、この調和理論に基づけば、めちゃくちゃ簡単になります。
例えば、このコーデ。
外しと言えば、
このシャツ+ネクタイって感じの人もいると思うんですけど、
シャツとネクタイしてるけど、まとまりがありますよね。
解説していくと、ライダース。
これはカジュアルな印象がメインで、
さっき言ったように艶感とかデザイン感で
綺麗目なモードな印象があります。
そして、このシャツとネクタイは綺麗目なんですが、
シャツが若干色味的にカジュアルかなって感じです。
この上からから着てるタンクトップは、
カジュアルで下のライトブルーのデニムもカジュアルになります。
今のところ、メイン属性がカジュアルのものばっかりで
シャツ、ネクタイだけ綺麗目要素みたいな感じになってますよね。
そこで、この革靴を投入します。
この革靴は、さっきの例と一緒で、メインが綺麗目属性で、
このごつさっていうのが、若干のカジュアル要素を
生んでいるっていう形になります。
分類:ライダース/カジュアル、綺麗目
分類:シャツ/綺麗目、カジュアル
分類:ネクタイ(特性:スーツ)/綺麗目
分類:タンクトップ/カジュアル
分類:デニム/カジュアル
分類:レザーシューズ/綺麗目、カジュアル
そうすると、シャツ、ネクタイ以外がカジュアルだったコーデに、
シャツ、ネクタイの綺麗名要素を回収できる
革靴を入れ込むことによって調和できるんです。
外しって言葉だけを聞くと、そのアイテム以外
全て違う要素でないとダメなのかと思ってしまうかもしれないんですが、
おしゃれな人は必ずどこかで、その外しの要素を回収してます。
例えば、こちらのコーデ。
ジャケットコーデに外しとして、
キャップを入れてるんですけど、
注目すべきはこのインナーシャツ。
首元の開いたトップスにしてますが、
そうすることでキャップのカジュアルさを拾ってます。
しかも、白っていうクリーンな色を使うことで、
少し綺麗目な印象を持たせることもできるんで、
他のところとのつなぎ目になってるんです。
このインナーが、マジでおしゃれなコーデは、
全部この理論に当てはめれるんで、
1回いろんな人のコーデを当てはめてみて下さい。